中田JAPAN、2大会連続メダルならず 王者中国に健闘も

[ 2017年9月11日 05:30 ]

ワールドグランドチャンピオンズカップ女子大会最終日   日本1―3中国 ( 2017年9月10日    愛知県名古屋市・日本ガイシアリーナ )

1―3で中国に敗れ、引き揚げる日本
Photo By 共同

 世界ランク6位の日本は同1位でリオ五輪金メダルの中国に1―3で敗れた。勝てば2大会連続でメダル獲得だったが、2勝3敗の5位で大会を終えた。中国は5戦全勝で優勝。ベストセッター賞に冨永こよみ(28=上尾)、ベストリベロ賞に井上琴絵(27=JT)が選ばれた。

 強気の指揮官が最後に目に涙を浮かべた。「悔しさと、選手たちに対して本当に頑張ってくれたという気持ち」。中田監督は絞り出すように話した。平均身長1メートル87を超える“万里の長城”を相手に火の鳥ニッポンが一矢報いた。

 第2セットを26―24で奪い世界1位にも通用する強みを発揮したが、中国はぐらつかない。世界一のアタッカー朱?に両チーム最多の26得点を許し、最後は力で押し切られた。

 来季は今季以上に国際大会が続く。中田監督は新戦力の発掘も含め「五輪まで3段階とすると40%は土台ができた。来季は70%まで強化したい」。その目は決意に満ちていた。

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2017年9月11日のニュース