スティーブンス、4大大会初制覇 大親友との米国人対決制す

[ 2017年9月11日 05:30 ]

テニス全米オープン第13日 女子シングルス決勝   スティーブンス2―0キーズ ( 2017年9月9日    米ニューヨーク・ビリー・ジーン・キング・ナショナル・テニスセンター )

女子シングルス決勝でマディソン・キーズ(左)を破り、初優勝を果たしたスローン・スティーブンス
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 米国勢対決の女子シングルス決勝は世界ランキング83位のスローン・スティーブンスが第15シードのマディソン・キーズを6―3、6―0で破って4大大会初制覇を果たし、優勝賞金370万ドル(約4億円)を獲得した。混合ダブルスはマルチナ・ヒンギス(スイス)ジェイミー・マリー(英国)組が初優勝した。また、車いすの部の女子シングルス準決勝で第1シードの上地結衣(エイベックス)がアニク・ファンクート(オランダ)を6―4、2―6、6―2で下し、3大会連続で決勝に進出した。

 初めての4大大会の決勝で相手が大親友。米国勢対決で注目も集め、平常心を保つのが難しい中でスティーブンスは自分のテニスを貫いた。崩れたキーズがフォアをミスして決着すると、抱き合って健闘を称え「米国人にとって全米に勝つのは特別」と頂点に立った感慨に浸った。ウィリアムズ姉妹の後継としてジュニア時代から期待された2人の戦いを制し、24歳の新女王は「前よりも年を取り、少しは賢くなったと思う」と誇った。

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2017年9月11日のニュース