ウォリアーズが延長戦で辛勝 カリー再負傷で楽勝ムード一転…

[ 2016年1月3日 17:47 ]

3試合ぶり復帰も再び負傷したウォリアーズのカリー(AP)

 NBAは2日に各地で11試合を行い、ウォリアーズは地元オークランドで4連敗中のナゲッツと対戦。第1Qを37―13として楽勝ムードかと思われたが、3試合ぶりに復帰したステファン・カリー(27)が第2Qに再び左足のすねを痛めてプレー続行不能となり、後半はリズムを失った。

 第4Q残り1秒にナゲッツのウィル・バートン(24)に同点シュートを決められて試合は延長に突入。残り15秒にこの日26得点のクレイ・トンプソン(25)が勝ち越しのシュートを決めたが、昨季から続くホームの連勝記録があやうく34(今季16戦全勝)で途切れるところだった。

 カリーは14分の出場に終わり今季自己最少の5得点。一ケタ得点に終わったのは昨年3月11日のピストンズ戦(9)以来となった。それでも万能型フォワードのドレイモンド・グリーン(25)が29得点17リバウンド14アシストで2試合連続、今季6回目のトリプルダブルを達成。カリーに代わって出場したイアン・クラーク(24)も37分で15得点をマークして勝利に貢献した。

 ナゲッツは5連敗となって12勝22敗。延長に入ってフォワードのケネス・ファリード(26)が首を痛めて担架で運ばれるなど、こちらも故障者を出してしまった。

 スパーズは地元サンアントニオでロケッツを121―103(前半60―55)で退けて4連勝で29勝6敗。ホームでは今季20戦全勝で昨季から通算29連勝を飾るなど、ウォリアーズ同様に地元では白星街道を突っ走っている。この日はラマーカス・オルドリッジ(30)が24得点、カワイ・レナード(24)が22得点を挙げるなど主力が活躍。ロケッツには12月25日に84―88で敗れていたがホームでは雪辱した。

 ロケッツはクリスマスにスパーズに勝って以来、白星がなく4連敗で16勝19敗。ドワイト・ハワード(30)が22得点を稼いだが、ジェームズ・ハーデン(26)は17得点に終わった。

 西地区全体順位で1位ウォリアーズと2位スパーズを追う3位サンダーは敵地シャーロットでホーネッツに109―90(前半66―54)で勝って4連勝で24勝10敗。ケビン・デュラント(27)が29得点11リバウンドを挙げて攻守両面でチームを引っ張った。

 ホーネッツは3連敗で17勝16敗。ケンバ・ウォーカー(25)が32得点を稼ぎ、第3Qには2点差まで追い込んだものの第4Qは14―22と後手に回った。

 キングスは地元サクラメントでサンズに142―119(前半59―54)で勝って13勝20敗。ディマーカス・カズンズ(25)が32得点を稼いで連敗を3で止めた。これでジョージ・カール監督(63)の通算勝利数はNBA27シーズンで1155(795敗)となり、フィル・ジャクソン監督(元ブルズ&レイカーズ=1155勝485敗)と並んで歴代5位に浮上した。

 サンズは8連敗で12勝24敗。ブランドン・ナイト(24)は23得点をマークしたものの、後半は66―83とハイスコアの展開についていけずに敗れ去った。

 <その他の結果>

ネッツ(10勝23敗)100―97セルティクス(18勝15敗)、ペイサーズ(19勝14敗)94―82ピストンズ(18勝16敗)、キャバリアーズ(22勝9敗)104―79マジック(19勝15敗)、バックス(14勝21敗)95―85ティンバーウルブス(12勝22敗)、ペリカンズ(11勝22敗)105―98マーベリクス(19勝15敗)、ジャズ(15勝17敗)92―87(延長)92―87グリズリーズ(18勝17敗)、クリッパーズ(22勝13敗)130―99 76ers(3勝33敗)

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