明大ミス連発で後半無得点 丹羽監督「私の責任」

[ 2016年1月3日 05:30 ]

<明大・東海大>東海大に敗れ、肩を落とす明大フィフティーン

ラグビー大学選手権最終ステージ準決勝 明大19―28東海大

(1月2日 秩父宮)
 17季ぶり決勝進出の夢が打ち砕かれた。前半12点リードで折り返した明大はスローフォワードや反則などミスを連発し、後半は無得点。東海大FWの勢いを止められず、丹羽政彦監督は「途中に(PGで)3点でも取ればよかった。私の責任」と無念の表情を浮かべた。

 前半5分、FB田村(4年)が内へ切れ込んで抜けたが、ゴール前でノックオン。このプレーで右太腿裏を痛めて同9分に交代し、チームはバックスの軸とキッカーを失った。松葉づえをついた田村は「下級生や後輩たちが頑張ってくれた」とメンバーをかばったが、丹羽監督は「(他の選手には)自分のところで流れを変えなきゃいけない、という気持ちがあった」と無理なプレーにつながったと分析した。CTB梶村(2年)らバックスにタレントがそろい、例年以上に走り込んだ今季は関東大学対抗戦グループで帝京大に敗れたものの両校優勝。19季ぶりの学生王座奪回へ期待が懸けられていた。「決勝へ行って田村をもう一回出してやりたかった」。フッカー中村主将(4年)の悔いとともに紫紺の進撃が止まった。

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2016年1月3日のニュース