大東大来年につながる33点 帝京大は今季最多失点

[ 2016年1月3日 05:30 ]

<帝京大・大東大>帝京大に敗れ、肩を落とす大東大フィフティーン

ラグビー大学選手権最終ステージ準決勝 大東大33―68帝京大

(1月2日 秩父宮)
 ダブルスコアの結果にも、モスグリーンのジャージーを着た15人に暗い表情はなかった。大東大が挙げた33得点は、今季の帝京大にとっては公式戦での最多失点。青柳勝彦監督も「負けはしたが、選手はアタックすれば点を取れるという自信を付けた」と称賛した。

 トンガ人留学生のファカタヴァ兄弟、元日本代表の志南利(シナリ)氏を父に持つラトゥら、個の力でスコアできる選手の存在はもちろん、関東大学リーグ戦で4位に終わった後は、課題のディフェンスを集中強化した。初戦で筑波大を31―22で破って勢いに乗り、16季ぶりの4強入りを果たし、最後まで絶対王者を苦しめたことは、選手にとっても大きな財産になる。プロップ本間主将も「来年につながる試合をできたので悔いはない」と話し、後輩たちに94年度以来の大学日本一を託した。

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2016年1月3日のニュース