し烈シード圏争い 拓大、城西大同タイム 東京国際大24秒差

[ 2016年1月3日 05:30 ]

拓大5区・馬場(左)がゴール前で城西大5区・中舎を抜き10位でゴール

第92回箱根駅伝

(1月2日 東京・大手町~箱根・芦ノ湖、往路5区間107・5キロ)
 し烈なシード権争いに各校が火花を散らした。往路で11位につけた城西大の櫛部監督は「目標はシードではない。総合5位が目標」と強気だ。9位でたすきを受け取った5区・中舎(2年)が区間16位と不振。それでも「こういったことを想定して復路に勢いのある選手を置いている」と織り込み済み。往路9位の帝京大から20位大東大まで12校が一斉にスタートを切る復路へ「その中で勢いあるチームに付いていってもらうのが大事」と逆転シードからの上位浮上を見据えた。

 城西大と同タイムでゴールした10位・拓大はシード圏死守を目指す。1区の金森主将(4年)が区間3位と健闘し、その後も粘ってシード圏内に踏みとどまった。岡田監督は「ズルズルいくことがなかった。復路では勝負強さを発揮するように」と選手を激励した。

 初出場ながらシードを射程に捉えた12位の東京国際大は、10位・拓大と24秒差。創部5年目のチームを率いる大志田監督は「シードをしっかり決めて、歴史をつくろう」と逆転に意欲を示した。

続きを表示

この記事のフォト

2016年1月3日のニュース