箱根駅伝 青学大39年ぶり往復完全V!一度も首位譲らず…総合連覇

[ 2016年1月3日 13:27 ]

連覇を達成しガッツポーズでゴールする青学大10区の渡辺
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 第92回東京箱根間往復大学駅伝復路は3日、神奈川・箱根町から東京・大手町までの5区間、109・6キロに20校とオープン参加の関東学生連合の計21チームが参加して行われ、往路優勝の青学大が5時間27分30秒で復路も制し、10時間53分25秒で2年連続の総合優勝を果たした。1区から一度もトップを譲らず全区間で1位通過を果たし、1977年第53回大会の日体大以来39年ぶりとなる“往復完全優勝”を成し遂げた。

 青学大は山下りの6区で1年生の小野田勇次(1年)が区間タイ記録の快走を見せると、4年連続7区の小椋裕介(4年)と8区の下田裕太(2年)は区間賞を獲得。往路で3分4秒差だった2位・東洋大との差をぐんぐん広げ、完全に独走態勢に入った。9区の中村祐紀(2年)は区間7位と苦しんだものの、10区の渡辺利典(4年)は再び2位との差を広げ、原晋監督(48)と仲間が待つゴールに飛び込んだ。

 昨年はドキドキワクワクする走りがテーマの「ワクワク大作戦」で初の総合優勝。3冠を目標に掲げた今季は昨年10月の出雲駅伝を制したが、11月の全日本大学駅伝は2位に終わった。それでも、今年のテーマに「ハッピー大作戦」を掲げる原監督は「ゴールしたときに笑顔でハッピーにしたい思いが出てきた」と原点回帰してチームを立て直し、見事39年ぶりの快挙を達成した。

 全日本大学駅伝覇者の東洋大が7分11秒遅れで総合2位となり、さらに3分24秒差で駒大が3位。古豪・早大が往路5位から順位を上げ、総合4位に食い込んだ。総合5位は東海大、6位順大、7位日体大、8位山梨学院大、9位中央学院大、10位帝京大で、ここまでの10校がシード権を獲得。明大は総合14位で2007年以来のシード落ちとなった。

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