日本ワールドグループ1部復帰に王手 伊達22歳下圧倒

[ 2012年4月22日 06:00 ]

シングルスで勝利、森田(左)ら日本チームと喜ぶ伊達

 テニスの女子国別対抗戦フェド杯ワールドグループ(WG)入れ替え戦第1日は21日、東京・有明コロシアムでシングルス2試合を行い、日本はベルギーに2勝し、97年以来のWG1部復帰に王手をかけた。世界ランキング83位の森田あゆみ(22=キヤノン)が同274位のアリソン・バンアーツバンク(18)を6―4、6―4で、同84位のクルム伊達公子(41=エステティックTBC)は同203位のタマリン・ヘンドラー(19)を6―1、6―4で下し、キム・クライシュテルスらトップ選手2人を欠く若いベルギーを圧倒。最終日の22日はシングルス2試合、ダブルス1試合を行う。

 22歳下の格下相手にストレートで快勝したクルム伊達は「初日が大事。2―0でリードしていい形になった」と喜んだ。有明でのフェド杯は女王グラフを倒した96年ドイツ戦以来16年ぶりだったが、健在をアピールした。現在84位の世界ランキングを6月の全仏後に70位前後まで上げればロンドン五輪出場も見えてくる。「出られれば出たい。成績を残せば光は見えてくる」と96年アトランタ以来の五輪出場にも意欲たっぷりだった。

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2012年4月22日のニュース