勇太“5度目の正直”「決勝に進めば、こっちのもん」

[ 2012年4月22日 06:00 ]

ギャラリーを引き連れてラウンドする池田

男子ゴルフツアー つるやオープン第3日

(4月21日 兵庫県川西市 山の原ゴルフクラブ山の原コース=6767ヤード、パー71)
 池田勇太(26=日清食品)が66の好スコアを出し、通算7アンダーの11位に浮上した。4年連続で予選落ちしていた大会で初めて決勝ラウンドに進出。不規則な風に各選手が苦しむ中、ただ一人のボギーなしの5バーディーで回った。

 歩くのが速ければ、打つのも早い。5度目の正直で予選を突破した池田にリズムが出てきた。不規則な風の中、ボギーなしは出場65選手中ただ一人。ショットが切れ、トークも切れ切れだった。

 「決勝に進めば、こっちのもんだよ。落ちるか、上がるか、どっちかしかないから」

 チャージはボヤキから始まった。前半14番の第2打は狙った方向へ行かず「あ~あ。しかし、あ~と言っているようじゃダメだな」と嘆いた。ところが、この後の15メートルのパットを沈めて初バーディーを奪うと、勢いに乗った。後半は1番から3連続バーディー。「えらいグリーンが(雨が降ったきのうと)変わったんやね~。軟らかいのに速い。それにうまく対応できた」とチャンスをものにした。

 4年連続予選落ちの悪い流れを変えようと、千葉県出身ながらコメントに関西弁を加え、滞在先も今年は北新地に構えた。3日目は高級感を漂わす数人の美女がギャラリーの中に紛れていた。これで気合が入ったか、今コースで自己ベストの66を出し、11位に浮上した。最終日は「いい位置まで来られたから、上に向かうだけ」と、とことん攻め抜く覚悟だ。

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2012年4月22日のニュース