元宝塚トップスター 母親の形見をつけて新たなスタート明かす 母は「ブギウギ」登場のコーラス隊に…

[ 2024年3月21日 07:15 ]

舞台「MIANEYO」に出演中のえまおゆう
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 元宝塚歌劇団雪組トップスター、えまおゆう(56)が20日に東京・六本木の俳優座劇場で開幕した舞台「MIANEYO-ごめんね。-」に出演している。

 1986年の大阪・鶴橋を舞台に激動の時代を生きた人々を描く。えまおはサパークラブのママで物語の大きなカギになる人物を演じる。

 1987年に宝塚歌劇団に入団。歌、ダンス、芝居の三拍子がそろった華やかな男役として人気を博し、02年に雪組トップスターに。同年9月に退団し、フリーの活動を経て、今年3月に芸能事務所「ベリーベリープロダクション」に所属した。
 
 環境を変えたことに「もう終活に入り始めているので」とジョークを交え「ここで新しい自分を引き出してくださると思い、もう一度、頑張ってみようと思いました」と笑顔。

 着物の衣装に、耳には華やかなピアス。十三回忌となった母親が遺したイアリングをピアスに変えたものだそうで、これを着用して今作の舞台に立っている。実は母親は、現在放送中のNHK朝の連続テレビ小説「ブギウギ」で登場したジャズコーラス「服部リズムシスターズ」の一員だったという。「今回の衣装に合っていると思いました」と新たなスタートとなった舞台で、尊敬する母親の形見を身に着けて臨み、「涙あり、笑いありで、楽しめる作品。全力で皆さんを泣かせたいと思います」と意気込んでいる。

 今作はグッズの売上金で能登半島地震の被災者への支援も企画している。24日まで同所で上演。

 

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