藤井聡太名人への挑戦権 豊島九段、菅井八段、永瀬九段三つ巴の決戦で、藤井名人が語った見どころは?

[ 2024年2月28日 20:11 ]

前夜祭で乾杯する左から豊島九段、永瀬九段、右端は菅井八段(撮影・我満 晴朗)
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 藤井聡太名人(21)=王将含む8冠=への挑戦者を決める将棋の第82期順位戦A級は29日、静岡市の浮月楼で最終一斉の5対局を行う。前日の28日は出場10棋士が現地入りし、対局場を検分。その後、同所で開催された前夜祭に参加した。

 注目の挑戦権争いは6勝2敗の豊島将之九段(33)、5勝3敗の菅井竜也八段(31)と永瀬拓矢九段(31)の3者に絞られている。29日は豊島―菅井のカードが組まれており、豊島が勝てば挑戦権を獲得。菅井勝ちなら両者のプレーオフとなるが、永瀬も中村太地八段(35)を下すと3敗で並ぶため、3者プレーオフとなる。この場合は前期成績に基づく順列下位の永瀬と菅井がまず対戦。勝者が豊島との決戦に挑む。

 前夜祭では全棋士が最終局への思いをそれぞれ発言。豊島は「注目される一局だと思うので、皆さまに熱戦を見ていただけるよう頑張る」、永瀬は「A級順位戦最終局は指す立場としては重みがある。あすは長い一日になると思う」、菅井は「集中して頑張りたい。頑張ります!」とあいさつした。

 なお29日は藤井名人が静岡市内で行われる大盤解説に登場。前夜祭に姿を見せた藤井は最終局の見どころを「今期の順位戦は大混戦で、どの対局も本当に大変。見ている方からするとこんなに面白いものはない(笑い)」とユーモアたっぷりに語った。

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