TBS社長「ふてほど」に「コンプライアンスってなんなんだろう…痛烈な皮肉を浴びているのは僕なのかな」

[ 2024年2月28日 15:21 ]

東京・赤坂のTBS社屋
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 TBSの佐々木卓社長は28日、東京・赤坂の同社で定例社長会見を行い、俳優の阿部サダヲ(53)が主演を務めるTBS金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」(金曜後10・00)について言及した。

 宮藤官九郎氏がオリジナル脚本を手掛けるヒューマンコメディー。「池袋ウエストゲートパーク」「木更津キャッツアイ」の阿部&宮藤氏&磯山晶プロデューサーが「タイガー&ドラゴン」以来19年ぶりにタッグを組んだ。主人公は1986年(昭和61年)から2024年(令和6年)にタイムスリップしてしまった“昭和のダメおやじ”体育教師の小川市郎。彼の“不適切”な言動がコンプライアンスで縛られた令和の人々に考えるヒントを与える。

 ストーリーの面白さはもちろん、細部までこだわった世界観でも視聴者を引き付けている。放送について、龍宝正峰取締役は「こだわりのテロップやミュージカルという演出が話題となって、無料配信の総再生回数は、連ドラ史上最高の340万回再生を突破している。視聴率も上がってきている。先週の第5話では新ファミリーコアでベストを記録した」と評価した。

 佐々木卓社長は「皮肉が向けられている先は、我々テレビ局の幹部、リーダーなのかなと。コンプラももちろん大事なんですけども、簡単に表現を規制しようと、言葉狩りのようにしてしまうのは私達でもあったりするので。そういう人たちに問題を考えさせようと、ドラマの表現ってなんなんだろう、コンプライアンスってなんなんだろうってことを改めて考えさせようとしている。痛烈な皮肉を浴びているのは僕なのかなと思いながら観ている」と語った。

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