テレ朝・大下容子アナ 「ワイド!スクランブル」BPO放送倫理違反指摘「重く受け止め」あらためて謝罪

[ 2022年3月10日 14:57 ]

大下容子アナウンサー
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 テレビ朝日の大下容子アナウンサー(51)が10日、自身の冠番組「大下容子ワイド!スクランブル」(月~金曜前10・25)に生出演。放送倫理・番組向上機構(BPO)から同番組での不適切演出が「放送倫理違反があった」を判断されたことを受け、あらためて謝罪した。

 番組で大下アナは「去年、番組で放送した内容に、不適切な演出があったことについて、BPO(放送倫理・番組向上機構)の放送倫理検証委員会は本件放送には放送倫理違反があったとの判断を示しました」と説明。BPOの会見の模様、発表内容を交えて、約6分間にわたってあらためて問題について取り上げた。

 問題行為は視聴者の質問コーナー「質問パート」でのことで、2020年10月から視聴者のプロフィルが書き換える行為が始まり、問題が発覚する昨年10月まで、プロフィルを書き換えたケースが27問、スタッフが作り上げた質問を視聴者からと偽ったりして放送したものが204問あり、293問のうち、半数近くの131問が事実と異なっていたという。

 BPOは「“完璧な番組”への自縄自縛」「働かなかった“複数の目”」「権限の集中がもたらしたゆがみ」「テレビ朝日が果たせなかった責任」「機能しなかった通報窓口」という大きく5つの問題点を指摘している。

 大下アナは同社のコメントとして「今回の問題は当社の番組への信頼を大きく損ねる許されない事案であり あらためて視聴者並びに関係者の皆様に深くおわびいたします。BPOの見解を真摯に受け止め 今後の番組制作に生かしてまいります」と読み上げた。さらに「5つの問題点のご指摘、重く受け止めています。番組をご覧の皆さま、申し訳ありませんでした」とあらためて謝罪した。

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2022年3月10日のニュース