橋下徹氏 映画「蜜月」騒動に「エンタメ業界は強い意思を」谷原章介は「お互い合意の場合は…」

[ 2022年3月10日 09:25 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(52)が10日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。文春オンラインで複数の女優に対する性加害が報じられた俳優の榊英雄(51)が監督を務め、今月25日に予定されていた映画「蜜月」の公開がいったん中止となったことに言及した。

 この発表を受け、榊監督はコメントを発表し、謝罪した上で、文春オンラインの記事の内容については「事実であることと、事実ではない事が含まれて書かれておりますが、過去のことをなかった事には出来ません。それをしっかり肝に銘じ、これからの先へ猛省し悔い改めることを誓い、人を、日々を大事に生きていきたいと思っております」などとした。

 MCの谷原章介に「今回(性被害を受けたとされる女優が)法的に訴えているというところまでは、まだ言及されていないんですけれども、いかがでしょうか?」と聞かれた橋下氏は「暴行、脅迫というものがなければ、法的な問題にはなりにくい」と指摘。その上で「谷原さんはまさに役者さんとしてエンタメ業界の中にいらっしゃる方なので、こういうことは絶対あっちゃいけないっていうのはその通りだと僕もそう思うんですが、ただどうなんですか?お互いに合意でやっているっていうような、そういう何か一部風潮というか、そういうところもあるのかどうか。合意であろうが何だろうがそういうことは一切ダメなんだっていうエンタメ業界は強い意思を持ってるのか。そのあたりが僕、ちょっと気になるんですけどもね」と逆質問した。

 谷原が「お互い合意である場合は僕はいいと思うんですけれど、片方がノーと言う声を上げるっていうことは完全な合意ではなかったのかなと思うんですよね」と答えると、橋下氏は「監督という立場であれば合意があったとしても地位の利用ということで絶対に合意があっても、監督と女優さんという関係ではダメだよっていうことを、まさにパワハラ、セクハラの観念をエンタメ業界の方で浸透していただきたいなと思う。ちょっと理想論かも分かりません」と自身の考えを述べた。

 これに対し、谷原は「と同時に、昔から監督と女優、主演女優の恋というのもあったりもしますので、それはお互いの立場の違い、もちろん結婚している、していないであったり、年齢的なものとかいろいろあると思います。法的な拘束もあると思いますし」と言い、「ただ僕自身思うのは、この榊英雄さんが、僕の知人でもありますけれども、女優さん、女性の尊厳を傷つけた、彼自身の作品、そして自分が役者として演技に向かい合ってその気持ちを自分で汚してしまった。それは本当に残念でなりませんね。こういった声が上げられる環境ってのはいいと思いますし、本当にこういう仕事ということと性的なことっていうのが一緒くたになっているっていうこの環境が橋下さんがおっしゃるように僕はきちんとクリーンに分けてもらいたいなと本当に思います」と話した。

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2022年3月10日のニュース