成田童夢 大麻使用選手への処分「間違っている」連盟の教育体制を批判

[ 2016年4月28日 11:52 ]

ブログでスキー連盟が下した処分を批判した成田童夢

 トリノ五輪代表の元スノーボード選手でタレントの成田童夢(30)が28日、自身のブログを更新。昨年12月の米遠征中に大麻を使用したとして競技者登録の無期限停止などの処分を受けたスノーボード男子の未成年選手について言及し、「この処置は間違っている」と処分を下した全日本スキー連盟(SAJ)を批判した。

 「スポーツに対する信頼度に関わる問題だからこその、苦渋の処罰だったのでしょう」と処分に一定の理解を示したものの、「私はこの処置は間違っていると思います」とキッパリ述べた成田。今回の問題を学校で起きた不祥事に例え、「SAJがとった処置は、言わば生徒を無期限休学、担任の先生の辞職だけで事を済ませようとしているだけじゃないですか。一番の母体であるSAJ(学校)は何もしないんですか?臭い物に蓋をしているだけであって、根本的な問題の解決になっていません…」と連盟の姿勢を痛烈に批判した。

 また「選手の管理が甘い」とSAJの“教育体制”にも苦言。コーチなど指導者側にも責任があると述べた成田は「選手生命を奪うような処罰は与えて欲しくありませんでした。選択を誤った選手に対して一番大事なことは、同じ失敗を繰り返さないように、正しい選択をとれる様になることです」と持論を展開した。

 最後に「大人が教育することを諦めるのだけは絶対にしてはいけない!今回のことをきっかけにSAJの教育体制が変わってくれればと切に思います」と心境をつづった。

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2016年4月28日のニュース