「おしん」母役引き継ぐ…泉ピン子 上戸彩にエール「覚悟しろ」

[ 2013年2月5日 16:29 ]

映画「おしん」制作発表会見で、子役の濱田ここね(中央)を見つめる上戸彩(左)と泉ピン子
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 1980年代に一世を風靡したドラマ「おしん」の映画化が決定し、5日、都内で開かれた製作発表会見で主要キャストが発表された。主役のおしんには、オーディションで約2500人の中から選ばれた宮崎県出身の子役、濱田ここね(8)、その母親を女優の上戸彩(27)が演じる。

 同作は橋田壽賀子氏(87)が脚本を手がけた1983年のNHK朝の連続テレビ小説。明治時代の貧しい東北の農村を舞台に、厳しい境遇でも、ひたむきに生きるおしんと泉ピン子(65)が演じた母・ふじの親子愛が大きな感動を呼んだ。

 映画版にもおしんの奉公先の大奥様の役で出演する泉は「方言テープを聞いても分からないので、BSでやっている再放送を見て覚えます」と冗談を交えてあいさつ。ドラマを撮影していた当時は、撮影所と自宅の往復で人気を実感することもなかったとあっけらかんと振り返った。

 自ら流産するため冬の最上川に入るシーンでは、橋田氏の制止も聞かず体当たりで演じたといい、「電話で彩ちゃんにもそれは覚悟しろと言いました」とすでにアドバイスを送っている様子だった。

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