秋元才加“ガガ的猛女”に!「どんどん性格悪くなってる」

[ 2013年2月5日 11:51 ]

大人の色気も漂わせてきた秋元才加

 AKB48の秋元才加(24)がヒロイン役を演じるミュージカル「ロックオペラ モーツァルト」が11日、東京・渋谷の東急シアターオーブで開幕する。米ブロードウェーの人気演出家が手掛ける舞台の稽古は秋元にとって新発見ばかり。本番に向けて刺激的な日々を送る中で、自分が変化していることを実感しているという。

 もともと鋭い眼光にさらに磨きがかかっていた。先月30日に公開された舞台稽古。披露したのは、秋元演じるコンスタンツェがモーツァルトと結婚する前、恋敵の姉・アロイジアといがみ合うシーン。演出的に要求される「気の強い女性」により近づいた印象だ。

 役作りは順調に進んでいるようで、生き生きとした表情で「仕上がりは70%ぐらいかな。本番に向けてもっと頑張ります」と意欲を示した。

 演出はブロードウェーで話題作「スパイダーマン」などを手掛けた米国のフィリップ・マッキンリー氏が担当。稽古は昨年12月中旬から始まっていたが、マッキンリー氏は今年1月上旬から合流し、指導している。

 これまで舞台とミュージカルを合わせ7作に出演している秋元にとって初の外国人演出家。とにかく、日々、新発見の連続だという。

 当初、自分が思い描いたコンスタンツェ像は「かわいらしい普通の女の子」。モーツァルトの死後、楽譜を売って生活費に充てていたとされることから悪妻説もあるが、資料を読み込んでいくうちに「本当はモーツァルトの音楽の凄さがわからなかったんじゃないかな。子どもを養うためだったと思うと、そこまで悪妻なのかな…」と感じ、女性らしい一面を表現しようと考えた。

 ところが、マッキンリー氏から要求された人物像は真逆。「レディー・ガガのようにエナジーを出してやってくれ!」「姉ともっと戦え!キャットファイトみたいにだ」と注文された。

 「凄く気の強い女の子になっていってるんですよね。どんどん性格が悪くなっていってる」

 苦笑いを浮かべるものの、マッキンリー氏の「最高の舞台にしよう」という情熱的な指導は「勉強になっている」と強調する。

 厳しい稽古の半面「自分たちがまず楽しもう」という遊び心があることにも驚かされた。

 マッキンリー氏が合流してから1週間ほどたった時のこと。突然「1週間記念パーティー」と称して稽古場にピザが用意され、さらに「みんな頑張ってくれたから、あすから2日間休みにする」と告げられた。

 「アメとムチ。毎日楽しくする方法を知っている」と、その演出手腕を称えた。

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