AKB秋元才加 初の人妻役に苦戦「自然にハグできないんです」

[ 2013年2月5日 11:54 ]

役作りは順調。悪妻を演じる秋元(右)
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 AKB48の秋元才加(24)がヒロイン役を演じるミュージカル「ロックオペラ モーツァルト」が11日、東京・渋谷の東急シアターオーブで開幕する。米ブロードウェーの人気演出家が手掛ける舞台の稽古は秋元にとって新発見ばかり。本番に向けて刺激的な日々を送る中で、自分が変化していることを実感しているという。

 自分の歌声に関してもAKBでは気づかない新発見があった。

 グループでは力強いロックを歌えるかっこいいキャラ。ところが、共演のキムラ緑子(51)から「かわいくてクリアな声をしてるね」と言われた。

 「かわいいって言われて最初は抵抗があったけれど、自分が思ってる以上に高い声だと知ることができたのは新たな発見でしたね」と話す。

 AKBの公演でもソロで出演する舞台でも「稽古場が一番嫌い。ステージに出ちゃえば大丈夫なんだけど、稽古だと何だか恥ずかしいんですよね。本番では何しでかすか自分でもわかんないですよ」と打ち明ける。

 この舞台はキスなどスキンシップの場面が多く、しかも初体験の妻役。自然な触れ合いを表現することに苦労している。

 「稽古中に自然な感じでハグできないんですよ。触ることが苦手。人が思っている以上に“和の心”を持ってるんだとビックリしちゃって…。だから、どんどん触っていかなきゃ」と自らを励ます。

 充実したソロ活動の半面、心のよりどころはやはりAKB48。メンバーに会わない日が続くと「みんなに会いたいな、公演に出たいなと思ってくる。いつまでたってもAKBはホームですよ」とほほえむ。

 シャイな性格が災いし、これまでは自分からメンバーを舞台へ誘うことがなかった。しかし今回は稽古を重ねていくうちに自然と積極的になり「初めてメンバーを誘いました」と明かす。

 名前を挙げたのが2人の後輩。メンバー内で結成された「演劇部」部長の中村麻里子(19)とブロードウェー進出を夢見る岩田華怜(14)だ。

 「私がお金払ってでもいいと思ってる。経験として一度は見てほしい」。それぞれの夢に近づくためのヒントを見つけてほしいという気遣いだ。

 「本当にこの舞台はライブだと思う。皆さんが“イエ~!!”って盛り上がってくれたらうれしいですね」。AKBとは違った形で、観客にエネルギッシュな舞台を届ける覚悟だ。

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