上戸彩 映画「おしん」で母親役 大役に重圧も「命懸けて演じたい」

[ 2013年2月5日 15:22 ]

映画「おしん」制作発表会見で、おしん役の濱田ここね(右)を拍手で迎える上戸彩

 1980年代に一世を風靡したドラマ「おしん」の映画化が決定し、5日、都内で開かれた製作発表会見で主要キャストが発表された。主役のおしんには、オーディションで約2500人の中から選ばれた宮崎県出身の子役、濱田ここね(8)、その母親を女優の上戸彩(27)が演じる。

 和服姿で会見に臨んだ上戸は、「命を懸けて演じたい」と世界を感動させた名作のリメークに強い決意を語った。

 同作は橋田壽賀子氏(87)が脚本を手がけた1983年のNHK朝の連続テレビ小説。明治時代の貧しい東北の農村を舞台に、厳しい境遇でも、ひたむきに生きるおしんの姿が大きな感動を呼んだ。最高視聴率は60%を超え、世界86の国と地域でも放送された。

 泉ピン子(65)が演じたおしんの母・ふじ役を引き継ぐ上戸は、「プレッシャーを感じています」と緊張の面持ち。ニコニコと笑う濱田の顔を見て、「撮影の時は笑ってくれないと思うと胸が痛い」と悲しそうに話した。奉公先の大奥様として本作にも出演する泉は、「あれから30年以上たって、彩ちゃんがこの役を演じるのは感無量の思いがある」と話した。映画は10月公開予定。

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