人気者ほど負担大 25日間の上演後に次の稽古即開始

[ 2013年2月5日 06:00 ]

市川団十郎さん死去

 歌舞伎公演の大半は昼夜2部制で、月初めから同一演目を約25日間上演。出演が続く俳優は千秋楽のあと、間もなく、翌月公演の稽古が始まる。

 人気者ほど負担が重くなる構図だが、ある俳優は「出演依頼が来たら多少無理をしても“やりましょう”と言ってしまうのが役者のさが」と話した。昨年10月公演では疲れが見えた団十郎さんだが、南座に出続けた。「勘九郎さんの襲名披露だから“千秋楽までご一緒したい”と頑張っていた」(関係者)という。

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2013年2月5日のニュース