浅草「スターの広場」観光客が手形触れ早すぎる死悼む

[ 2013年2月5日 06:00 ]

浅草公会堂前にある「スターの手形」。供花が添えられた市川団十郎さんの手形に手を置くファン

市川団十郎さん死去

 東京・浅草公会堂前にある芸能人の手形を展示した「スターの広場」では4日、観光客が団十郎さんの手形に触れて早すぎる死を悼んだ。

 団十郎さんの手形は87年に設置。この日は台東区からの供花が添えられた。右隣の手形は昨年12月に他界した小沢昭一さん(享年83)。森光子さんや中村勘三郎さんの手形もあり、訪れた50代の女性は「日本を明るくしてくださった方が次々に亡くなって寂しくなりますね」と肩を落としていた。

 また、浅草寺には三代前の九代目市川団十郎の銅像がある。1919年に建てられ戦時中に撤去されたが、86年に団十郎さんが十二代目を襲名したのを機に復元。団十郎さんは91年から毎年境内で開かれる赤ちゃんの「泣き相撲」に審判役などで参加するなど、浅草寺とのゆかりも深かった。関係者は「85年の襲名披露行事でお練りをされた際は、その人気を表すように3万人近くが集まりました」と話した。

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2013年2月5日のニュース