海老蔵 最後の会話はテレビ電話で…「珍しく笑顔だった」

[ 2013年2月5日 08:35 ]

市川団十郎さんの自宅で会見する市川海老蔵

市川団十郎さん死去

 父・団十郎さんをみとってから一睡もしないまま、4日朝、報道陣に対応した市川海老蔵(35)。まぶたを腫らしながらも涙はこぼさず、父への思いを語った。

 団十郎さんは04年に発症した白血病の影響で免疫力が低下。肺炎に感染症を併発した。海老蔵との最後の会話は1月中旬。テレビ電話で話したといい「苦しい状況だったが珍しく笑顔だった」と振り返った。50代後半から「無間地獄」と自ら表現するほどの厳しい闘病生活が続いた。それでも「決して弱音を吐きませんでした。まねできません」と言い、そんな父親の姿を思い出したのか、初めて言葉を詰まらせた。

 厳しくも温かく、偉大な師匠でもあった。2010年11月に暴行事件に巻き込まれた時には「人間修業が足りない」と叱りつつ、矢面に立ってくれた。海老蔵は「僕はやんちゃでわがまま。それも大きな器で見守る、愛のある人でした」と強調。「父の子に生まれたからこそ、僕がいられる」と感謝の思いを語った。

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