勘三郎さんがうらやましかった…王貞治氏「豪快で正直な人」

[ 2012年12月27日 17:43 ]

中村勘三郎さんの葬儀・告別式で思いを語るソフトバンクの王貞治球団会長

 急性呼吸窮迫症候群のため5日に57歳で亡くなった歌舞伎俳優・中村勘三郎さんの葬儀・告別式が27日、東京都中央区の築地本願寺でしめやかに営まれた。 

 ソフトバンク・王貞治球団会長(72)は「一番盛りといいますか、これからという年代だった。本人が一番残念というか無念と思ってる」と57歳での早すぎる死を惜しんだ。それでも「若いけど10倍くらい生きたんじゃないかな」と故人の生きざまを振り返った。

 勘三郎さんとはよく食事に行っていたといい、「ものすごく豪快な人でした。うらやましい生き方をしていた」と胸の内を明かし、「自分をさらけ出せるというか正直な人。そういうことは苦手な方だったから余計うらやましく思いましたね」と続けた。

 誰からも愛される勘三郎さんの人柄について「人を愛することが強い人。それだけに無理してしまった部分はどうしてもある」と説明した。

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2012年12月27日のニュース