勘九郎「父の遺志を受け継いで頑張りたい」

[ 2012年12月27日 06:00 ]

中村勘三郎さん本葬儀告別式の準備が行われてる築地本願寺

 急性呼吸窮迫症候群のため5日に57歳で亡くなった中村勘三郎さんの長男中村勘九郎(31)が26日、京都・南座で自身の襲名披露公演を兼ねた「吉例顔見世興行」の千秋楽を迎えた。

 弟の七之助(29)と並んだ口上では「父が亡くなって、それを受け止めて前に進もうとやってきたが、進めない時もありました」と心情を吐露した。公演期間中に入院中の勘三郎さんを見舞った際、勘三郎さんから「京都はお客、入っているか」と聞かれたと報告。「胸を張って“大入りです”と言いました。すると勘三郎は“オレの時も大入りだった”と話しておりました」と振り返った。最後は「父の遺志を大切に丁寧に受け継いで頑張りたい」と前を向いた。

 勘三郎さんの本葬は27日正午から東京都中央区の築地本願寺で営まれる。

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2012年12月27日のニュース