団十郎「肺炎の兆候」で入院 正月の公演も休演

[ 2012年12月27日 06:00 ]

「肺炎の兆候」で1月の公演を休演することになった市川団十郎

 歌舞伎俳優の市川団十郎(66)が体調不良のため、来年1月の東京・新橋演舞場公演「寿初春大歌舞伎」を休演すると26日、松竹が発表した。団十郎は夜の部「仮名手本忠臣蔵」に大星由良之助役で出演予定だった。松本幸四郎(70)が代役を務める。

 団十郎は今月、京都・南座での「吉例顔見世興行」に出演していたが、風邪のため18日から休演。京都の病院で検査を受けたところ、医師から「肺炎の兆候がみられる」との診断が下った。所属事務所によると、数日前に東京に戻り、現在は病院に入院中。精密検査を受けているという。事務所は「重篤というわけではない。年内には退院できる」と話した。

 4月2日に開場する新しい歌舞伎座のこけら落とし公演では、いの一番の演目「鶴寿千歳」に配役されている。また3月には、長男市川海老蔵(35)とフリーキャスターの小林麻央(30)夫妻の間に第2子が誕生する。中村勘三郎さん死去という悲しいニュースの後だけに、歌舞伎ファンは一日も早い復帰を願っている。

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2012年12月27日のニュース