団十郎 再発を心配する声も…事務所「過去の大病とは無関係」

[ 2012年12月27日 07:46 ]

「肺炎の兆候」で1月の公演を休演することになった市川団十郎

 歌舞伎俳優の市川団十郎(66)が体調不良のため、来年1月の東京・新橋演舞場公演「寿初春大歌舞伎」を休演すると26日、松竹が発表した。団十郎は今月、京都・南座に出演していたが、風邪のため18日から休演。京都の病院で検査を受けたところ、医師から「肺炎の兆候がみられる」との診断が下った。

 団十郎は2004年5月、白血病を発症。約半年の療養後に舞台復帰したが、05年6月に再発。約1年間、休養した。所属事務所によると、団十郎は数日前に東京に戻り、現在は病院に入院中。「重篤というわけではない。年内には退院できる」としている。今回の休演についても「過去の大病とは関係はありません」と説明。「あくまで大事をとってのこと」と語った。

 ただ、1月は1演目だけの出演、正月公演だけに「風邪が治ったら復帰することも考えられたのでは」と話す歌舞伎関係者もいる。3月にはシェークスピア原作の主演舞台「オセロー」が控える。長年の夢だったこともあり「3月の舞台に万全で臨むための休演では」と話す関係者もいるが、一部で「あれだけの大病だっただけに再発などでなければよいが」と心配の声も上がっている。

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2012年12月27日のニュース