法大「恐怖の1番打者」 松下歩叶、クラッチヒッターの秘訣は「強気に振れる準備と練習」

[ 2024年4月22日 22:26 ]

東京六大学野球第2週第3日   法大4―1立大 ( 2024年4月22日    神宮 )

<法大・立大>5回、3ランを放つ法大・松下(撮影・大城 有生希)
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 3回戦1試合が行われ、法大が4―1で立大を下し、2勝1敗で大島公一新監督(56)が初の勝ち点をつかんだ。前日の初勝利に続き、指揮官として初の勝ち点を手中に収めた大島監督は「ホッとしている。うれしいですね。篠木が自分のピッチングをしてくれたと思います」と喜んだ。

 先発した今秋ドラフト1位候補の最速157キロ右腕・篠木健太郎投手(4年)が8回5安打1失点。エースの好投に「1番・三塁」で出場した松下歩叶内野手(3年)が5回に決勝の3ランで応えた。前日の決勝適時打に続いて勝負所での一打。「少しズラされた感じだったんですけど、甘めに入ってきた。とにかく1点が欲しい場面だったので、強く振ろうという気持ちで振り抜きました。外野が前だったので越えたとは思ったんですけど、まさか入るとは」と振り返った。

 今季の法大は右腕・篠木、左腕・吉鶴のダブルエースに加え、左腕・安達の状態も良い。投手陣は6校で屈指なだけに打撃陣の奮闘が優勝へのカギ。チャンスでも結果を恐れずバットを振る松下は「チャンスが好き。どんな形、どんな打球でも、もう絶対に点を取ろうという気持ちで打席に入りました。そういう場面で強気に振れる準備と練習を常に心がけています」と力強かった。

 松下は3試合を終えて打率・455、1本塁打、4打点。20年春以来の優勝へ「恐怖の1番打者」が打線をけん引する。

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