阪神・岡田監督「日本で鍛えたら化ける可能性があると思うけどな」 “ダイヤの原石”2投手と育成契約

[ 2024年1月27日 05:15 ]

阪神・岡田監督
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 阪神が、今月ドミニカ共和国で開催したトライアウト(入団テスト)の結果、投手2人と育成契約に合意したことが26日、明らかになった。岡田監督が同日、甲子園球場で取材に応じ、「150キロ近くは投げてたな。まとまっているというかな、コントロールもそんなに悪くないみたいやし。そんなに練習もしていないと思うから、日本で鍛えたら化ける可能性があると思うけどな」と期待を寄せた。2人は20代前半の右投手で、3月の来日を見込んでいる。

 同国での大規模な入団テストは球団初の試み。藤川球児スペシャルアシスタントや渉外担当が現地入りして力量を見極めた。岡田監督は、約70人が参加したテストの様子を確認。「野手は全然、アカンと言うとった。野手は難しいわな」。近年、日本球界のレベルが上がったこともあり、助っ人が活躍しづらい状況が続く。こうした背景から、球団は、多くの大リーガーを輩出する同国で原石を発掘して育てるプロジェクトに乗り出していた。

 岡田監督によると、2人はメジャーの「下の方のリーグ」でプレー経験があるレベルで、まさに鍛えがいがある素材のようだ。

 「日本の野球にどれだけ対応できるかやけど、まあ初の試みやから。そういう形でな、1人でも2人でも、そこから支配下とかになれば、そらプラスと思うけどな」

 これを単発で終わらせるつもりはなく、「来年以降も、1人でも2人でも獲っておけば、また違ってくるやろな」と継続する方針を示した。海外の選手を育成契約で育てる球団の新しいチャレンジが実れば、常勝軍団への道のりが、より開けてくる。(倉世古 洋平)

 ○…岡田監督がサンテレビ「熱血!タイガース党」に生出演し、昨年6月に受けた左肩のクリーニング手術、左手首付近の手術から復帰を目指している高橋について言及した。「投げられるようになって。思ったよりも良い感じで投げてると聞いている」。捕手を座らせてのブルペン投球を行えるまで回復している左腕について順調な回復経過の報告を受けていることを明かし、復活に期待した。

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