トレード加入後2日連続2安打のエンゼルス・エスコバル三塁手は年俸もメッツ持ち 太っ腹コーエンオーナー

[ 2023年6月26日 09:42 ]

エデュアルド・エスコバル(AP)
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 エンゼルスが、メッツからトレードで獲得したエデュアルド・エスコバル内野手(34)は24、25日と連日三塁を守り、2試合連続2安打と活躍している。

 ジョバンニ・ウルシェラを失ったエ軍にとって大助かりだが、実はエスコバルのサラリーもメッツが支払ってくれている。メッツのビリー・エプラーGMがMLB公式サイトに明かしている。

 今季のエスコバルの年俸は950万ドル(約13億6千万円)で、本来ならエンゼルスは残りの480万ドル(約6億8800万円)を払わねばならない。加えてエスコバルの24年のサラリーはチームオプションで年俸900万ドル、バイアウトする場合は50万ドルを払う。メッツのスティーブ・コーエンオーナーが両方を払うことで、このトレードは成立した。エンゼルスが払うのはメジャーの最低年俸(72万ドル)の日割り分だけ。約36万4千ドル(約5220万円)になる。エプラーGMは「スティーブがこのトレードを可能にした。彼はお金を払うことを厭わないから」と説明している。

 メッツのコーエンオーナーは、ドジャースのような優れたファームシステムを築き、常勝球団づくりを目指している。ただ今回、エスコバルとの交換で獲得したのはコールマン・クロー(22)、ランドン・マーセオー(23)の両右腕で、エンゼルスのファームでは17番目、20番目にランクされる若手。大物有望株というわけではない。「スティーブがお金を払ってくれなければ、彼らを獲得していなかっただろう」とエプラーGMは明かしている。

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