Bジェイズ・菊池雄星 メジャー自己最多タイ7勝目へ、勝利投手の権利持って降板 7回2安打1失点

[ 2023年6月26日 04:40 ]

ア・リーグ   ブルージェイズーアスレチックス ( 2023年6月25日    トロント )

アスレチックス戦に先発したブルージェイズ・菊池(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(32)が25日(日本時間26日)、本拠地・トロントでのアスレチックス戦に先発。7回2安打1失点と確実に試合をつくり、勝利投手の権利を手にしてマウンドをリリーフ陣に託した。勝ち星を得れば、2021年マリナーズ時代に挙げたメジャー自己最多に並ぶ7勝目となる。

 抜群の立ち上がりだった。初回、先頭のルイーズを外角96・0マイル(約154・5キロ)外角直球で、2死からはルーカーを外角スライダーでそれぞれ見逃し三振に仕留めた。初回に味方が2点を先行。援護を背に、2回以降、投球のペースは加速した。

 2回も4、5番から連続三振。3回までパーフェクト投球を続けた。4回1死からペレスに初安打となる右翼線二塁打を許したが、動じない。ルーカー、ディアスをともに低めにコントロールされたスライダーで空振り三振に斬った。今季最多101球を投じ、今季最長の7回を投げ抜いた。

 2014年の田中将大(ヤンキース)以来の開幕5連勝を記録するなど、5月までに6勝をマーク。しかし6月に入ると好投を続けながらも、勝ち星から見放され、この試合まで4戦連続で勝敗つかず。前回登板20日(同21日)のマーリンズ戦では6回2安打無失点の好投も白星には結びつかなかった。

 数字としては上積みできていないが、菊池にはシーズンを戦ううえでの揺るぎない自信がある。前回登板後は「ブルペンの負担を減らせるように長いイニングを、と意識していたら、こういうピッチングはできなかったと思う。1球1球、一人一人の打者に集中したのが良かった」と振り返った。この日も目の前の打者に全神経を集中し、着実にアウトを積み重ねた。

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