王貞治氏 北別府学氏を追悼「苦しめられたピッチャー。名球会でも活躍いただいただけに大変残念」

[ 2023年6月16日 20:36 ]

ソフトバンクの王会長
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 元広島の投手で野球解説者の北別府学(きたべっぷ・まなぶ)氏が16日午後0時33分、広島市内の病院で死去した。65歳だった。

 訃報を受けて、ソフトバンクの王貞治会長(83)は「北別府さんは広島との対戦で何度も苦しめられたピッチャーでした。何の変哲もなさそうに見えながらも、とても打ちにくい。彼のコントロールは素晴らしく、スライダーやカーブ、シュートもよかった。200勝を超える広島を代表するピッチャーであり名球会でも活躍いただいただけに大変残念です。心よりご冥福をお祈りします」と偲んだ。

 広島時代にエースとして通算213勝をマーク。沢村賞を2度獲得し、2012年には競技者表彰で野球殿堂入りした。20年1月に自身のブログで成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受けた。21年6月には転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、22年には3月の尿毒症に続いて6月には敗血症を発症するなど入退院を繰り返していた。

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