Bジェイズ菊池雄星 勝敗つかずも「すごく充実していて、やりたいことができた」

[ 2023年6月16日 06:26 ]

オリオールズ戦に先発したブルージェイズ・菊池雄星(AP)
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 ブルージェイズの菊池雄星投手(31)が15日(日本時間16日)、敵地ボルチモアでのオリオールズ戦に先発登板。好投したものの、5回途中、2―2と同点にされた後に降板し、メジャーでの自己最多タイとなる7勝目の権利を手にすることはできなかった。

 その後、救援が打たれ、ブルージェイズは4―2で敗れた。菊池は初回2死から四球と暴投で得点圏に走者を背負うと、4番・ヘンダーソンに左前適時打を打たれて1失点。以降は立ち直ったが、自軍が2―1と逆転に成功した直後、先頭のラッチマンに痛恨の同点ソロを被弾。メジャー30球団でワーストとなる19被本塁打目を記録すると、その後2死一塁の場面で交代を告げられた。

 この日は4回2/3を投げ、6安打2失点(自責点2)2四球7奪三振1本塁打1暴投で菊池に勝ち負けはつかなかった。防御率は4.31となっている。

 試合後の菊池との一問一答は以下の通り。

 ――今日の投球を振り返って
 「良かったと思います。4つのボールをうまく使えましたし、内容的にはすごく充実していて、やりたいことができたかなと思います」

 ――前戦からカーブの割合が増えて、今日もかなり多かった。そこの仕上がりは
 「ストライクもカウントを取れて、あとは三振を取るときにも使えましたし、投げるたびに自信を深めていけてるかなというふうに思います」

 ――ラッチマンに本塁打を打たれた球は速球をもう少し内側に投げるつもりだったのか
 「内側というより、もう1個、2個、高めですかね。完全に待たれたかなっていうスイングでしたし、ボール自体は悪くなかったと思います。やっぱりあそこ一点張りされていたかなと思うので、ボールが1個、2個、もう少し高ければファウル、あるいは空振りを狙えたと思うので、もったいなかったなと思います。まあ仕方ない、よく打たれたって感じですかね」

 ――今日は他のボールもよく、組み立てがやり易くなったのでは
 「インコースのストレートを積極的に使ったり、あとはチェンジアップも時折投げたりとか。カーブが増えたことで、引き出しがすごく今増えている状態だと思うので、このまま精度を高めていけばいい方向に向かうんじゃないかなと信じています」

  ――4戦連続で2失点と安定感がある
 「日によってストレートがよくないなとか、スライダーが決まらないなとか、いろいろあるんですけど、その日によって、工夫しながら4つあるボールの何がいいんだっていうのをここ数試合はアジャストできている。それが大きいかなと思います」

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