巨人・坂本「いろいろ試しながら」13年ぶりサヨナラ弾!“神様”川上哲治に並んだ11度目劇打

[ 2023年6月16日 22:03 ]

交流戦   巨人6―5楽天 ( 2023年6月16日    東京D )

<巨・楽>9回、サヨナラ3ランの坂本はファンの声援に応える(撮影・西川祐介)
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 巨人は坂本勇人内野手(34)の10号3ランで楽天に逆転サヨナラ勝ちし、今季最長の6連勝を飾った。チームは前日15日の西武戦に続く劇勝。2試合連続は16年9月27、28日(いずれも中日戦)以来7年ぶりとなった。

 2点を追う9回、前日まで3連投だった松井裕の代役で守護神を務めた楽天・酒居を攻略した。先頭の梶谷が左中間を破る二塁打で出塁し、続く重信の右前打で無死一、三塁。重信が二盗を決め無死二、三塁の場面で、頼れる男が一振りで決めた。真ん中低めに入ったフォークを捉えると、打球は左中間席へ一直線。10年9月21日横浜戦(東京D)で真田から放って以来、13年ぶりとなるサヨナラ本塁打となった。

 本調子を取り戻すべく試行錯誤が続く中、この日はノーステップ打法を実践。見事結果を残し「思うようなバッティングができない中で、原監督からもアドバイスをいただいたり、いろいろ試しながら、まだまだ若いつもりでやっています」と胸を張った。助言を送った指揮官も「ひたむきさという点ではね、全く若手時代と変わらないものがある」と称えた。

 坂本のサヨナラ本塁打は通算6本目で、二岡に並ぶ球団歴代5位。サヨナラ打は11本目で“打撃の神様”川上に並び、こちらも5位なった。

 9年ぶりの交流戦優勝も見えてきた。「いい戦いができている。残り2試合何とか勝てるように頑張ります」と宣言すると、本拠はファンの大歓声に包まれた。

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