日本ハム・新庄監督 北別府学氏を追悼「もうクルックル打ち取られて素晴らしい投手でした」

[ 2023年6月16日 22:38 ]

<中・日>9回、万波の送りバントで、リクエスを要求する新庄監督(撮影・椎名 航)
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 元広島の投手で野球解説者の北別府学(きたべっぷ・まなぶ)氏が16日午後0時33分、広島市内の病院で死去した。65歳だった。

 日本ハムの新庄剛志監督(51)は「北別府さんは対戦してたんで。すごいコントロール良くて、もうクルックル打ち取られて。こんなコントロールのいいピッチャー他にいないなっていう印象しかないですね。球はね、そこまで速くはなかったんですけども。打ちにいったところからちょっとした変化で芯をずらされるね。素晴らしい投手でした」と偲んだ。

 広島時代にエースとして通算213勝をマーク。沢村賞を2度獲得し、2012年には競技者表彰で野球殿堂入りした。20年1月に自身のブログで成人T細胞白血病(ATL)を患っていることを公表。同年5月には次男をドナーとする骨髄移植を受けた。21年6月には転倒して側頭部を10数針縫い、尾てい骨を骨折。21年11月には大腿骨骨折が判明して人工大腿骨にする手術を受け、22年には3月の尿毒症に続いて6月には敗血症を発症するなど入退院を繰り返していた。

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