ロッテ田村龍弘、正捕手返り咲きへ「自分のプレーができれば、おのずと試合に出る確率上がる」

[ 2023年1月16日 11:41 ]

ロッテの田村龍弘捕手
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 ロッテの田村龍弘捕手(28)は正捕手返り咲きへ、まずは開幕1軍を目指す。静岡県内で自主トレーニングを公開。「開幕に合わせてとかいう立場じゃなくなっちゃったんで、キャンプ初日からしっかりアピールしていきたい」と意欲的に話した。

 かつて日本代表に選出され、18年には全試合出場を果たすなど、不動の正捕手だったが、ここ数年は故障に悩まされ、松川虎生(19)や佐藤都志也(24)の台頭で昨季はわずか2試合の出場に終わった。ただ、「バッティングでも守備でも負けているとは思わない。経験もロッテの捕手では一番」と自負。故障防止のため、今オフは柔軟性を高めるトレーニングを取り入れ、今回の益田直也(33)ら10選手との合同自主トレでも「ほんま、しんどい」と言いながら若手と同じハードメニューに精力的に取り組んでいる。

 また、自主トレに参加している若手投手との積極的にコミュニケーションを図り、ポジションを争う江村直也(30)た佐藤都にも惜しまず助言。「別に僕が捕手陣の中で一番偉い訳じゃない。持っている技術を教え合いながらやっていくのが自主トレだと思っている。隠す必要はないので自分の持っているものは妥協せずに教えていきたい」と、捕手陣全体のレベルを上げながら競争していく考えだ。

 数少ない出場機会で結果を残す難しさはある。それでも「誰かに勝ちたいとかじゃない。自分のプレーができれば、おのずと試合に出る確率は上がっていくと思う」と自信を示し、「まず開幕1軍。ケガなく1年間頑張ります」と意気込んだ。

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2023年1月16日のニュース