阪神・梅野 目指すはキャリアハイ「まだまだバリバリやらないといけない年齢」フル出場で“アレ”に貢献だ

[ 2023年1月16日 05:15 ]

集まったファンと記念撮影する梅野(中央)(撮影・岸良祐) 
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 新型コロナ感染者が国内で初めて確認されて、15日でちょうど3年がたった。制約の緩和は進んでも、当たり前だったファンサービスは消え、依然として物理的な距離を求められる時世の中、阪神・梅野は沖縄県宜野座村で公開した自主トレで勇気ある行動に出た。

 午前の練習メニューが一段落したタイミングで、同行していた球団広報に声をかけ、周囲で見学していた虎党を呼び寄せた。幼い子には「前においで」と手招きし、約40人と一緒にマスクを外して記念撮影。曇天の雲間から差し込む光に照らされ、笑顔があふれた。

 「コロナ禍でファンサービスは限られていた。(今季も)どこまで制限がかかるか分からないが、ファンも選手と近くで触れ合えるのは思い出になる」

 責任感が梅野を奮い立たせる。今季がプロ10年目。6月で32歳になる野手最年長だ。まだ老け込む年ではないのは自分が一番理解している。だからこそ目指すは「キャリアハイ」と断言した。「まだまだバリバリでやらないといけない年齢。守る、打つ、スキさえあれば走る。野球は走攻守がスゴく大事」。昨季は2盗塁ながら19年には14盗塁。流れを変える走塁にも常に意識を置いた。

 「出るからにはフルで、ケガなくシーズンを過ごすのが一番大事。成績はもちろん、リーダーとして戦っていく姿勢が大事になる」

 岡田監督からは既に正捕手起用を明言され当然モチベーションも高い。「監督が“アレ”と掲げたものに向かっていく」。ファンサービス、そして戦いの中心には梅野がいる。

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2023年1月16日のニュース