巨人・中田 WBC初出場侍・岡本、大城らにエール「何も考えなくていい」

[ 2023年1月16日 05:30 ]

自主トレを公開した中田(球団提供)
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 気負わず、無心で行けばいい。巨人・中田翔が、石垣島で行っている自主トレを公開。WBCに初出場する岡本和、大城らに「何も考えなくていいんじゃないですか。(栗山監督は)伸び伸びとやらせてくれる人。選手一人一人のことをリスペクトしてくれている」と助言を送った。

 17年の前回大会では5番に座り、4番・筒香とともに打線をけん引。WBC日本代表初の3戦連発など、6試合で3本塁打、8打点の成績を残した。「対戦のないピッチャーなので、積極的にいくということだけは心がけて打席に立っていた」と前回大会で感じた、世界との戦いへの心構えを説き、今大会に出場する侍メンバーに期待をかけた。

 プロ16年目となる今季。自身の目標は「キャリアハイ」で、重さは上げずに、成績を上げるつもりだ。トレーニングには、おもりを使わずに自身の体重で負荷をかける「自重トレ」を導入した。ジャンプ系や懸垂などを取り入れ「体の使い方や、どこに体重が乗っているか、一つ一つの部位を意識しながらできる」と手応え。今季34歳を迎える体と向き合い、レベルアップを目指す。

 打撃練習の種目も豊富だ。「確実性を上げるのがメイン」と、年末に導入を明かした「くの字バット」や、グリップが2つに分かれたバットに加えて、この日はソフトボールでのティー打撃も行った。スイング量も例年の「倍くらい」と振り込みを続けている。

 「自信を常に持って、挑まなければならない。しっかり準備はできている」。充実感と自信に満ちあふれ、23年のスタートを切っている。(小野寺 大)

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