巨人・岡本和真が新主将「絶対優勝します」 原監督サプライズ発表

[ 2022年11月24日 05:30 ]

新キャプテンに就任してあいさつする岡本和(撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人・岡本和真内野手(26)が、来季から主将に就任することが23日、決まった。コロナ禍を経て3年ぶりに本拠・東京ドームで開催されたファンフェスタで原監督が発表した。主将を8年間務めた坂本から受け継ぐ。この日は6球団がファン感謝イベントを実施した。

 新主将は、第一声でG党を笑わせた。3年ぶりの開催となった東京ドームでのファンフェスタ。フィナーレであいさつのトリを務めた岡本和は「何度も失礼いたします」と、直前であいさつした原監督をまねて爆笑をさらった。

 発表はサプライズだった。当初は原監督のあいさつで終了予定だったが、指揮官は8年務めた坂本の主将卒業を明かし「新キャプテン、岡本和真。副キャプテン、吉川尚輝、投手キャプテン、戸郷翔征。この3人で大きな目標に向かって戦って参ります」と宣言。27歳シーズンの主将就任は、坂本らと並んで戦後最年少となった。

 誰もが認めるチームの柱だ。第89代4番として「負けたら僕のせい」と勝敗を一身に背負ってきた。言葉で引っ張るタイプではないが、2年連続2冠王に輝いた昨年の契約更改では「僕も言えるようにならないといけない」と、チームリーダーの自覚も十分に見せていた。4位に終わった今季は納得するはずもなく、イベント内で、ファンの投票による「最も印象に残ったプレーをした選手」の1位と発表されても「今年の僕の成績でこのような賞を…。正直、良い思い出は一つもない」と振り返るほどだった。

 ナイキのロゴが入った新ユニホームを着用した新主将は、場内を笑いに包んだ後、すぐに表情を引き締めた。「今年はファンの方も僕たちも、めちゃくちゃ悔しい思いをした。来年は絶対優勝します」。シーズンの結果でも、ファンを笑顔にさせる。(小野寺 大)

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2022年11月24日のニュース