広島、新井監督の現役時代の姿を来季キャッチフレーズに 汗と涙の「がががが がむしゃら」

[ 2022年11月24日 05:00 ]

広島・新井監督
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 広島は23日、来季のキャッチフレーズ「がががが がむしゃら」を発表した。19年「水金地火木ドッテンカープ」、20年「たった今 このAKAの子 舞いたった」など恒例となったユニーク路線を継承。新井貴浩監督(45)が現役時代に見せたひたむきな姿勢をフレーズに込め、家族一丸でV奪還を目指す。

 新井監督のカラーがキャッチフレーズに込められた。「がががが がむしゃら」について球団は「がむしゃらに駆け抜けた選手時代の新井監督のように戦い抜く覚悟を込めた」と説明。指揮官は「がむしゃらの最上級」と表現し、自身の現役時代を思い浮かべた。

 「キャッチフレーズの通り、汗と泥と涙にまみれながら20年間も現役をやらせてもらった。キャッチフレーズを胸に、選手たちと一緒に戦っていきたい」

 現役時代に球団伝統の猛練習を耐え抜いた実体験がある。そうしてひたむきに野球と向き合ってきた姿は、今のチームにも受け継がれている。秋季キャンプでは、首脳陣にアピールしようと若手が動き回った。

 「本当に楽しみな若手がたくさんいた。春は主力、ベテラン選手も来る。その中で秋に頑張った選手が、どのような成長を見せてくれるか非常に楽しみ」

 ロゴマークには汗のしずくが描かれている。これは指揮官が就任会見で「寝ていてはうまくならない。たっぷり汗を流してもらう」と予告した点と重なる。指揮官は契約の都合で秋季キャンプでは着用できなかった背番号25のユニホームをファン感謝デーでまとい、来季を見据えた。

 「(がむしゃらは)今のカープに凄く必要な大切なことだと思う。あとは選手が、どう受け止めてくれるか。シーズンに入れば、うまくいかないことの方が多い。そういう時に思い起こしてほしい」。秋季キャンプで強調した「家族」に加え、「がむしゃら」という新たなキーワードが新井カープに加わった。(河合 洋介)

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2022年11月24日のニュース