今季限りで引退の楽天・福山“らしさ全開”でグラウンドに別れ

チームメイトに胴上げをされる福山（撮影・篠原岳夫）
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　今季限りで現役を引退した楽天・福山がらしさ全開でプロ生活を締めくくった。

　ファン感謝祭で行われた引退セレモニー。12年間を振り返るスピーチの中で「おかん、天国のおとん、丈夫な体に産んでくれてありがとう」と感謝を口にした。涙を誘うと思いきや「肩肘を手術しているので、もう少し丈夫に産んでほしかったです！どっちやねん！」と自ら突っ込み、最後は「スピーチとスカートの丈は短い方がいいと言いますので、そろそろ終わります」と1万7438人の観客を笑わせた。

　胴上げでは2度宙に舞ったが、3度目で地面に落下。覆い被さったチームメートの輪が解けると、上半身裸の福山が登場する大がかりな“コント”でフィナーレを迎えた。今後は球団スタッフに転身する「サブちゃん」が、笑顔でグラウンドに別れを告げた。（重光　晋太郎）