巨人・桑田コーチ「8回のスペシャリスト山口コーチがいますので」 平内には「改善策を」

[ 2022年9月10日 17:43 ]

セ・リーグ   巨人2―5中日 ( 2022年9月10日    東京D )

<巨・中>8回、木下拓(左)に犠飛を浴びガックリの平内 (撮影・光山 貴大)
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 逆転でのCS進出を目指す5位巨人は最下位の中日に連敗を喫して借金7。9月1日以来9日ぶりとなる4位浮上に失敗し、7月6日に最大8ゲーム差あった最下位・中日に2ゲーム差と迫られた。あす11日にも2年連続のV逸が決定する。

 中日先発左腕・小笠原に4回2死から丸が四球を選ぶまでパーフェクト投球を許し、5回先頭の5番・岡本和が放ったポテンヒットのみのわずか1安打で7回まで試合が進行。0―5で迎えた8回に岡本和と坂本の安打で好機を築き、大城の中前適時打で小笠原から2点を奪って降板に追い込んだものの及ばなかった。

 先発左腕・メルセデスは6回途中6安打2失点で98日ぶり白星を逃し、10戦勝ちなし5連敗で今季6敗目。0―2で迎えた8回には4番手右腕・平内が3失点した。

 試合後、桑田真澄投手チーフコーチ(54)との一問一答は以下の通り。

 ――メルセデスについて。

 「ボールも走ってましたし、コントロールも。A・マルティネスには甘く入ったところを打たれましたが、ホームランは打ったバッターが凄いと思いますので。6回投げ切ってもらいたかったですけどね。もうひと踏ん張りというところ。ボールは良かったですし、試合はつくってくれたので僕は非常にナイスピッチングだと思っています」

 ――平内が打たれている。

 「平内がちょっと今、球威も制球も両方ともうまく扱えてないというか、スピードが出ないときは制球で勝負するということが出来てないので今苦しいですよね。もう一度フォームを見直して、コンディショニングを見直してスピードを出していく方法をとるか、コントロ-ルを良くしていくことを意識していくか、どちらか改善策を見つけてやっていくしかないですよね。両方できないと厳しくなる」

 ――大勢がベンチ入り。使うつもりで。

 「そうですね。そのつもりでベンチに入ってましたね」

 ――8回のイニング別失点が多い。誰を選ぶかは難しい。

 「そうですね。やはり8、9回は難しいイニングですよね。まあ8回のスペシャリスト山口(鉄也)コーチがいますので、いろいろ相談しながら心の準備とか調整の仕方とかマウンド上での気持ちの持ち方とか、相談して選手に指導しているんですけど、なかなか8回は難しいイニングですね。ただ平内は今年、1、2軍で1年を通して投げるのが初めてですけど、ここまでいい形できたので、最後まで投げ抜いて欲しいと思います。先ほども言いましたけど。疲れたと言ってられる場合じゃないので。これで(残り)13(試合)になるんですかね?最後まで投げ切れるように、もう一度フォームから見直して本来の調子を取り戻して欲しいと思います」

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