日本ハム・万波が12号ソロ&選球眼発揮の9回同点打 新庄監督「続いてくれたら」

[ 2022年8月13日 06:00 ]

パ・リーグ   日本ハム2―3ロッテ ( 2022年8月12日    ZOZOマリン )

<ロ・日>9回、適時打を放つ万波(撮影・西海健太郎)
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 日本ハムはサヨナラ負けの中、万波が復調の兆しを見せた。12打席ぶりの安打となる12号ソロに、9回は一時同点とする起死回生の左前打。3試合ぶりの先発起用に応え「何とか結果を出したいと思っていた。最高の結果」とうなずいた。

 2点を追う5回は石川の得意球シンカーを完璧に捉え、風速11メートルの逆風をものともせず中堅左へ放り込んだ。5日のオリックス戦以降は安打が出ず、打席の中で迷う場面も見られたが「今日も迷いはないです!」と威勢良くコメント。成長を見られたのが9回2死一、二塁の打席だった。

 ロッテ守護神・益田の初球は外角にワンバウンドとなるスライダー。これまでは手を出していた球を見逃すと、これが暴投になった。二、三塁から「スライダーを見送れたので、真っすぐ来るかな」と読み通り2球目の直球を左前へ運んだ。

 新庄監督から選球眼に定評のある近藤に「どうやってボールを見逃しているか聞いてみたら」と助言を受け、横浜高の先輩に11日に指導を仰いだ。投手の球の軌道をイメージし、引いたラインから外れたら振らないなどと助言され「目からうろこ。試してみたら全然違う」と感謝した。

 ボール球を振らなくなれば万波の怖さは増す。新庄監督は「今の状態で明日も続いてくれたら成長しているけど、急に戻るからね」と継続に期待していた。(東尾 洋樹)

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2022年8月13日のニュース