巨人・吉川尚輝「本当に集中して打席に入りました」 元同僚・田口撃ち再びもサラリ さあ、8月反攻だ

[ 2022年8月7日 21:55 ]

セ・リーグ   巨人7―4ヤクルト ( 2022年8月7日    神宮 )

<ヤ・巨>試合後、笑顔でガッツポーズする吉川 (撮影・白鳥 佳樹)
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 巨人の吉川尚輝内野手(27)がヤクルト戦(神宮)の7回に値千金の逆転2点適時三塁打を放ち、チームに5月以来3カ月ぶりとなる4連勝をもたらした。

 「1番・二塁」で先発出場。2―4で迎えた7回だった。まずは1死から大城が左中間スタンドへ10号ソロを放って3―4と1点差。さらに代打・石川が中前打、北村が死球で1死一、二塁とチャンスを広げると、ここでヤクルトのマウンドは3番手右腕・梅野から4番手左腕・田口にスイッチとなった。

 昨年3月まで巨人に在籍していた元同僚左腕に対し、ここで打席に入ったのが吉川だった。1ボール2ストライクからの6球目、真ん中低めスライダーを弾き返すと、打球は二塁手・山田のグラブをかすめるように右中間へ。二走・石川に続いて一走・北村も本塁生還を果たし、5―4と一気に逆転に成功した。まさに値千金の2点適時三塁打。満面に笑みを浮かべた吉川は三塁ベース上で大きく右腕を突き上げた。

 吉川は7月6日のヤクルト戦(東京D)では3―3で迎えた延長10回に田口からサヨナラ二塁打。1学年上にあたる先輩の意地をまたしても見せつけた。

 試合後、敵地でヒーローインタビューに臨んだ吉川は「皆さんがね、チャンスでつないでくれたので。僕もつなぐ気持ちで打ちました」とし、田口との対決について聞かれると「本当に集中して打席に入りました」とサラリ。大きなガッツポーズについては「素直にうれしかったです」と口にした。

 首位ヤクルト相手に同一カード3連勝。スタンドのG党から大きな拍手が送られると「1戦1戦、選手全員は戦っていますし、あさってからもまた始まるので、しっかり全員で戦っていきたいなと思っています」とした吉川。「今ね、本当いい流れで来ているので。しっかりあさってからもチーム一丸となって勝てるように頑張りますので、ご声援のほう、よろしくお願いします」と9日からの中日3連戦(バンテリンD)からのさらなる巻き返しに気合を入れていた。

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2022年8月7日のニュース