DeNA・牧で4連勝&貯金1 9回値千金1-0V撃「必死に打ったらいいところに飛んだ」

[ 2022年8月7日 05:30 ]

セ・リーグ   DeNA1―0中日 ( 2022年8月6日    バンテリンD )

<中・D>9回、牧は均衡を破る先制の適時二塁打を放つ(撮影・椎名 航)
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 DeNAの投手陣が無失点でつないだ。その踏ん張りに土壇場で応えたのが牧だった。0―0の9回2死一、三塁。R・マルティネスのスプリットをライナー性で右中間へ。右翼手・岡林がダイレクトキャッチを狙ったがグラブに当ててボールを落とし、決勝の二塁打となった。「必死に打ったらいいところに飛んだ」。殊勲の4番は二塁塁上で右手を突き上げた。

 三浦監督は好不調にかかわらず、牧の4番を動かさずに今季を戦っている。2年目ながら打線に不可欠な存在だ。ただ、まだ24歳でチームでは若手扱い。4日の本拠地での広島戦が試合途中の豪雨でノーゲームになると、同学年の知野とグラウンドに飛び出してダンスを踊った。「若手なんで…。そういう雰囲気でした」。土砂降りの中のファンサービスでスタンドを魅了した。

 最大借金9から巻き返して三浦政権では8月以降初の貯金。2位の阪神に0・5ゲーム差とした。試合後は守護神・山崎が監督室を訪れ、指揮官に記念球を手渡した。就任2年目で到達した通算100勝。「みんなでつないでつないで無失点で、(最後に)1点取ってね。(ボールは)家に飾りたいと思います」と笑顔で語った。

 牧は「いい記念になれば」と喜び、より激しくなる順位争いに向けて「上に行くことだけを考える。勝つしかない」と誓った。(大木 穂高)

 ≪4カ月ぶりの貯金生活≫DeNAが46勝45敗2分けとなり、4月1日(4勝3敗)に並ぶ今季最多の貯金1をマークした。今季、チームが勝率5割で臨んだ試合は、前記の4月1日を最初にこの日が7試合目となったが、結果は○●●●●●○。最初に勝って以降5連敗を喫していたが、6試合ぶりの白星で4カ月ぶりの貯金生活に復帰した。なお、貯金2となると、20年9月19日(38勝36敗5分け)以来2年ぶりで三浦監督下では初となるがどうか。

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2022年8月7日のニュース