【甲子園】岩瀬仁紀氏　長男の甲子園デビュー時はどこに…？が話題　ネット大盛り上がり

第104回全国高校野球選手権　1回戦   愛工大名電14―2星稜 （ 2022年8月7日    甲子園 ）

愛工大名電の右腕・岩瀬法樹（左）と中日時代の父・仁紀氏
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　中日で名リリーバーとして鳴らした岩瀬仁紀氏（47＝野球評論家）を父に持つ愛工大名電の右腕、岩瀬法樹（のりき）投手（3年）が1回戦・星稜（石川）戦の9回から登板。甲子園デビューを果たした。

　左腕だった父に対し、本人は右腕。愛知大会では父と同じく守護神として甲子園出場に貢献した。この日は12点をリードした9回から、先発したエース有馬が右翼にまわり、岩瀬が2番手として登板。名前がコールされると、球場からはどよめきと拍手が起きた。自己最速144キロをマークするなど速球を軸に気迫の投球。1回無失点で抑えて試合を締めた。

　昨年6月に右肩痛を発症。父が現役時代に通った岐阜県内の接骨院に通い、チューブトレーニングやストレッチも欠かさず行った。今年3月にようやく投球を再開。最後の夏に間に合った。大会前には父から「ケガだけはしないように」と言われたという。離脱した分、チームに貢献したい思いは人一倍。自ら考えて球種を増やした。小さくカットボール気味に動くスライダーと、父の代名詞でもあった速くて落ちる高速スライダー。さらにチェンジアップも加えて投球の幅を広げた。

　試合後は「（聖地のマウンドに）入ったときは凄く緊張したんですけど、監督さんに“9回いくぞ”と言われたときは楽しみが勝ってました。イメージしていたのとは違って、自分のいつも通りのピッチングができたと思います」とコメント。父について「球場に入ったときに、これだけの観客は自分は初めて。こういう場面でいつも投げていたことを改めて尊敬しました。そこ（父と同じ9回のマウンド）は少し意識していて、必ず抑えて勝ちたいと思いました」と父への敬意を口にした。

　仁紀氏はこの日、CBCでプロ野球・中日－DeNA戦（バンテリンD）を解説。甲子園には駆けつけられなかったものの、同局内で息子の雄姿を見届けた。同局プロ野球中継「サンデードラゴンズ」の公式ツイッターではその様子が紹介され、「＃サンデードラゴンズ出演後、#岩瀬仁紀さんは息子の#愛工大名電高校の#岩瀬法樹投手の登板を見守り、無失点に抑えると岩瀬さんだけでなく番組スタッフから拍手喝采！岩瀬さんは『自分が投げるより緊張した』とコメント　本当に忙しい中、出演して下さりありがとうございました！」と投稿された。

　ネット上では「岩瀬ジュニア、さすがに親父にそっくりだな　右投げだけどフォームも似ている」「めっちゃ似てる」「岩瀬さんの息子出てきた　さすが9回に登場」「息子がNHK、親父がCBC…」「リリーフ岩瀬くんきた！！！（お父様の岩瀬仁紀さんの生出演が終わったのを待っていたかのように）『9回にピッチャー岩瀬』って響きがもう嬉しいね」「ドラ吉としては、めちゃくちゃ嬉しい」と胸熱になったファンも多かった様子。

　また「高校野球　投手岩瀬法樹くん(名電)vs打者若狭遼之助くん(星稜)でゲームセット　サンデードラゴンズ　MC若狭敬一(CBCアナウンサー)vsゲスト岩瀬仁紀(元中日ドラゴンズ)　出来すぎwww」「岩瀬vs若狭じゃん」という指摘も。法樹が最後に打ち取った星稜の4番打者が「若狭」、そしてCBCでこの日実況したのは若狭敬一アナとまさかの「若狭」つながりにも大盛り上がりだった。