【甲子園】星稜が初戦敗退 愛工大名電にマーガード2回途中KO 山下監督聖地初采配初勝利ならず

[ 2022年8月7日 13:46 ]

第104回全国高校野球選手権大会 1回戦   星稜2-14愛工大名電 ( 2022年8月7日    甲子園 )

<愛工大名電・星稜>1回に5失点を喫した星稜の先発・マーガード(撮影・岸 良祐)
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 今春センバツ8強の星稜(石川)が愛工大名電(愛知)に2-14で敗れ、2016年以来6年ぶりに初戦敗退を喫した。エースでプロ注目の右腕、マーガード真偉輝キアン投手(3年)が先発も、2回途中9失点を喫して降板した。

 マーガードは初回から制球に苦しみ、4安打2四死球で5失点。さらに、2回も相手打線を止められず。重盗を許した上に、4番・山田に2打席連続適時打を浴びて降板。2番手・武内にマウンドを託した。打線は毎回のように好機を作り、5回に2点を返したが及ばなかった。

 山下智将監督は甲子園初采配となったが、初勝利とはならなかった。今夏は思わぬ形で指揮を執ることになった。今年3月限りで前任の林和成監督が退任。4月に就任した田中辰治新監督が体調不良で休養したことで、5月末から代行監督を務めるようになった。当初は方向性が定まらず、今春センバツ8強のチームが練習試合ではほとんど敗戦。前任の2人に比べて経験がないと謙そんしながらも、選手の長所を伸ばそうという意識で指導に当たった。父は星稜を春夏通じて25度の聖地に導いた山下智茂名誉監督。小松大谷との石川大会決勝後には「よう我慢したな。ありがとう」とねぎらいの言葉をかけられていた。

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