DeNAから伊藤裕を獲得した楽天・石井監督がトレードについて持論「選手が輝ける場所があることが大事」

[ 2022年7月30日 01:04 ]

トレードが発表されたDeNA・伊藤裕季也内野手(左)と楽天・森原康平投手
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 楽天・石井一久GM監督(48)が、28日に成立したDeNAとのトレードの背景や狙いについて明かした。森原康平投手(30)と1対1の交換で伊藤裕季也内野手(25)を獲得。「右の内野手でいろいろ守れる打者。ある程度まだ完成されていなくて、違う環境にいけば一つチャンスを得るという選手だと思う」と期待を口にした。

 右打ちの内野手はチームの補強ポイントで、将来性も含めて白羽の矢を立てた。「まだまだ伸びる幅がある選手。今シーズンというよりは、どのぐらいが短期か中期か分からないですけど、それぐらいの部分を考えてのトレードだった」と明かした。その上で「今年のドラフトとかいろいろなことを考えた時、あのクラスの選手がドラフトで入ってくるのは未知数なので、その辺は担保しておきたかった」と狙いを説明した。

 一方、森原については「求められて(DeNA)に行った。ベイスターズにいけば一つ上のポジションで勝負できる」と強調。移籍に際しては「入ってすぐ勝負だから、自分の居場所を確立してほしい。一度出会ったら縁だから。何かあったら何でも言って。違うチームに行ってもイーグルス在籍したことは変わらないので。引退後とかセカンドキャリアとか、しっかり動向は追っておくよ」との言葉をかけたという。

 選手が能力を発揮できる可能性を模索する手段の一つとして、これまでも積極的にトレードを成立させきた。今回も双方の選手が必要とされた新天地で飛躍してほしいという願いが込められており「よくトレードが失敗したとか成功したとか言われたりするんですけど、そこは考えてないです。選手が輝ければいい。輝くか輝かないかは選手次第なので、そういう場所があることが大事」と持論を語った。

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2022年7月29日のニュース