巨人・原監督「スカウトさんありがとうございます」 坂本、岡本和、吉川、平内…ドラ1活躍に感謝、感謝

[ 2022年4月21日 22:00 ]

セ・リーグ   巨人8―4広島 ( 2022年4月21日    東京D )

<巨・広>プロ初勝利の平内(左)らナインを迎える原監督(右)=撮影・村上 大輔
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 巨人は2位・広島との首位攻防3連戦で3連勝。トータル4連勝で貯金を今季初の9とし、広島に3ゲーム差をつけた。巨人の同一カード3連戦3連勝は3月29日~31日のヤクルト戦(神宮)、4月1日~3日の阪神戦(東京D)以来今季3度目で、4連勝はその時の6連勝以来今季2度目となった。

 2019年ドラフト1位の先発右腕・堀田は4回4失点で降板したものの、2番手として投げた20年ドラフト1位の平内が2回完全投球でプロ2年目にして初勝利。14年ドラフト1位の主砲・岡本和が0―2で迎えた2回に打った5号ソロから反撃が始まり、4回に決勝の2点適時打を放った吉川は16年のドラフト1位。06年高校ドラフト1位の坂本は6回の左翼線二塁打で通算408二塁打として“打撃の神様”と呼ばれた川上哲治(巨人)らが持つ歴代11位記録に並んでいる。

 巨人の原辰徳監督(63)はまずは「非常にいい場面でね、まあ素晴らしいホームラン出たなという。逆転されて、先行されてという中ですぐ非常にチームの雰囲気というか流れというものを勢いをつけたままいけたなという感じがします」と試合の感想を口にし、東京ドーム初先発で悔しい結果に終わった堀田については「ねえ、まだできるというふうにわれわれは考えています。本人も今日は悔しいピッチングであったろうと。まだまだ若い投手ではありますけども志というものは高く持っている賢慎投手だというふうに思っています」とコメント。

 平内については「まあ若い、非常に投手陣になったという中でね、その輪に平内が入ってくれれば一番いいと思って思い切って彼を投げさせましたけど、見事なピッチング。最初の先頭バッターに四球を出さずに自分のボールで勝負できたというのは非常に価値があったのではないかと思います」と話し、開幕23試合目で5人目となった平内のプロ初勝利に「ファンの方も固唾を飲んでというところもあるでしょうけど、しかし経験値はないけど力はあるんだと、力で現在の位置の中で、1軍で投げているんだとわたしは思っていますので、そういう意味では若武者たちがいい結果を出してくれるというのはチームとしても大きな、大きな力になると思います」と口にした。

 広島相手に3連戦3連勝には「まだまだ振り返ることはね。しかし3連勝というのはそうそうあるものではないですし、そういう意味では良かったと思いますね。明日は明日でまたいきます」と原監督。そして、この日はドラフト1位が活躍したと指摘されると「へぇ~」と一言。「スカウトさんありがとうございます」と感謝し、今季10度目の逆転勝利にも「へぇ~」とご機嫌だった。

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2022年4月21日のニュース