ロッテ打線深刻…57年ぶり2試合連続1安打零敗 28イニング連続無得点

[ 2022年4月21日 05:30 ]

パ・リーグ   ロッテ0―3西武 ( 2022年4月20日    ベルーナD )

<西・ロ>3回、見逃し三振に倒れベンチに戻る松川。右は腕組する井口監督(撮影・久冨木 修)       
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 ロッテ打線の貧打が深刻だ。佐々木朗が8回完全快投を見せながら、延長10回の末に敗れた17日の日本ハム戦から、実に28イニング連続無得点。3試合連続零敗は14年以来9度目の球団ワーストタイ、さらに2試合連続1安打零敗は65年以来57年ぶりの屈辱だ。井口監督は「狙い球を捉えられていないというのが全て」と大きく息を吐いた。

 松本の前に、7回1死まで無安打に抑えられた。菅野が右前打を放ち、四球と暴投で1死二、三塁としたが、佐藤都、山口の代打攻勢も不発。その裏に無安打投球を続けていた美馬が山川に左前打を許すと、呉念庭(ウー・ネンティン)に決勝二塁打を浴びる最悪の展開となった。

 前日に1軍昇格した菅野が2試合連続で1安打し、ノーヒットノーランを阻止。こちらは史上初となったが、今季ワーストの5連敗で5位転落では笑い話にもならない。左手打撲のレアードを4番復帰させたが沈黙。指揮官は「レアードより、問題は他の外国人ですね」と、23打席連続無安打のマーティンと19打席連続無安打のエチェバリアの不振に頭を抱えた。(横市 勇)

 ≪3戦連続の零敗≫ロッテは17日の日本ハム戦、19日の西武戦に続き3戦連続の零敗。チームで3試合連続の零敗は、14年9月6~8日に喫して以来9度目のワーストタイ記録になった。また、ここ2試合は菅野の1安打のみ。2試合連続1安打以下は95年西武以来プロ野球6度目になるが、チーム唯一の安打を2試合とも同じ選手が打ったのは今回が初めて。

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2022年4月21日のニュース