【阪神・平田2軍監督と一問一答】豊田は2軍戦で4打数1安打「試合と打席を重ねていってくれれば」

[ 2022年4月21日 16:51 ]

ウエスタン・リーグ   阪神4-5広島 ( 2022年4月21日    鳴尾浜 )

前日20日のDeNA戦に出場した阪神・豊田 (撮影・平嶋 理子)
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 阪神の2軍は21日、ウエスタン・広島戦に敗れた。

 先発した才木が術後最長の6回104球を投じ、順調な回復ぶりをアピールした。打撃陣は4番・井上が1打席目のバックスクリーン直撃の一打を放ち、3年目の藤田が公式戦初本塁打をマーク。この日2軍に合流した豊田は4打数1安打だった。

 以下は平田2軍監督の試合後一問一答。

 ――才木が術後最長の6回を投げた。
 「よく6回、100球を超えたけど粘ったね。よく粘ったんじゃない?ホームラン2発打たれてるけど徐々に球数も増えてイニングも増やしてというところではよく粘ったと思うよ」

 ――球速も安定してきた。
 「最初飛ばして、2イニング目から落ちるところもあったけど今日はコンスタントに。本来のスタミナはまだまだ。納得もしていないと思うけど段階を追っていくところなので粘ったという言葉があれじゃない?」

 ――立ち位置的には競争の中に入っている?
 「そうそうそう。リハビリ組も外れたし、結果を出さないと支配下の枠も少ないのでそこは結果が出ないことには支配下になれない。これで(コロナから復帰した)1軍の伊藤将と藤浪もこっちにいるでしょ。そこで支配下になるときは1軍に呼ばれる時じゃないと。ファームで6回投げて支配下にすることはないと思うので、ハードルは高いと思うけどその辺だと思うよ。結果を残しつつ、まだ4月だからね。今の段階ではイニングと球数を増やしていって結果を徐々に出していくっちゅうところよ」

 ――井上が1打席目にバックスクリーン直撃の本塁打。
 「1発は見事なんだけど、そのあとがやっぱりな。1本出た後に内容がもう一つ。1本出て喜んでる段階じゃないんでね。俺としたら見事なホームランだったけど、その後の打席の内容が広大には上でレギュラーを張るぐらいの力を付けなきゃいかん。1発打っただけで喜んでる訳にはいかん。1打席目に打ったあとの内容も問われるレベルになってきたっていうことよ。あの1本ごっつかったなぁで終わってたけど、その辺のレベルじゃ困るよ」

 ――藤田選手が公式戦初本塁打。
 「健斗はファーストもやったりして、バントも決めてこうやって経験しながら出していこうという所なので。今、勉強しているところ。プロ初ホームランだよ。(153打席目)俺はホームランももちろんだけど、バントとかそういう小技もしっかり決めているし、キャッチャーとしてホームランやバントを決めたことより逆転されたところをキャッチャーとしての悔しさ。逆転されたっていうそっちの方よ。やっぱり課題にしなきゃいけないのは。そこを勉強せなあかんな」

 ――板山の状態は?
 「自打球(19日)を受けて、きょう病院に行って検査してるんじゃない?骨には異常ないと思うけど、念のために。だからサードの片山なんか責められないもん。一生懸命やってくれてるんでね。そこは片山も責められないし。きのうときょうで悔しい負け方をするのもファームでは勉強なんで。そういう意味では打つ方も守る方もピッチャーも岩田(将)も。あれじゃ、渡辺には勝てない。岩田とかは、左バッターをきっちり抑えて、結局そういうところをちゃんとしないと。やっぱり結果を残していかないといけないんでね。きょうは岩田が左バッターをしっかり抑えてくれるようなピッチャーになること。今は(延長)12回あるから、ワンポイントっちゅう訳にはいかないからね。最低1イニングを投げないといけないんで、もっと勉強せなあかん」

 ――チェン投手がキャッチボールを回避。
 「今回ちょっと肘に張りが出ているので、1回飛ばす。だから、明日から(西)純也、桐敷、森木かな。その順番でいきます。いい試合なのに、もう一息よ。やっぱり3、4、5(番)でホームラン一つだけだからな。やっぱり原口も復帰して3試合目なので、これから調子をあげないといけないし、豊田がセンターで試合と打席を重ねて行ってくれれば、またいい経験になると思うわ」

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2022年4月21日のニュース